タナは底に合わせる
桧原湖の場合、屋形船シーズン、氷上シーズン共に釣れるタナはだいたい底から1mの範囲内で、下バリを含め下から3番目までに釣れてくるケースが多いからです。
ですから下バリの位置を底から2、3cm上の位置になるようにセットすれば大丈夫。朝イチに仕掛けを投入したと同時にアタリがあり、下から3番目までに釣れてきて、それがある程度続くようであれば、その日は好調で数釣りが期待できる。
逆に仕掛けを投入してしばらく待っても何の反応もなく、釣れたとしてもタナがバラバラという日はかなり渋い釣りを強いられると覚悟しなければならない。
誘いはマメに
ワカサギは気圧、潮時、風向き、天候、気温、水温などが関係して喰い気が出たり渋ったりします。喰い気のある群れが来ているときはなにもしなくても、誰でも簡単に釣れてしまうが、問題は群れが去ってアタリが遠のいてしまった時どう対処するかです。
群れが去ってしまったといっても、まったくいなくなるわけではなく、もともとそこに居付いているワカサギもいるし、群れから離れてしまったはぐれワカサギもいる可能性があります。
このワカサギを釣るには、ワカサギは動いているものに好奇心を持つ習性があるので、こちらから意図的にエサを動かし注意を引かせる動作(誘い)が有効です。
この誘いをマメに行うことが数釣りの基本であり、誘いの巧拙で釣果に大きな違いが出てきます。
次回は基本的な誘い方について説明します。